日本のプロスポーツの考え方と今後のスポーツ振興

2016-05-20

オリンピックの感動がスポーツの原点

ダイエット完全個別指導のエスアールです。

5月も残り2週間を切り、良い天気が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

暑さや朝夕の寒暖差により体調を崩しやすく、疲れが溜まりやすい季節となっておりますのでお気を付け下さい。

さて、本日は以前に掲載したブログと重なりますが、今回は「日本のプロスポーツの考え方と今後のスポーツ振興」というテーマで、少し書いていきたいと思います。

 

1、プロフェッショナルを目指すときに必要なこと


 

日本では、プロを目指すとなるときにまず必要なことは、

 

・強豪校といわれる中学・高校に入る

・強いクラブチームに入る(リトル・シニアとも)

・スポーツアカデミーなどに入る(プロ養成所など)

・良き指導者に出会う

・同じ志を持つ良きライバルに出会う

・ご両親の理解と十分なサポート

 

といったことが上げられます。

強豪校やアカデミーなどの養成所に入るためには、周囲のサポートは必ず必要となります。

ご両親からの費用面や生活環境のサポートもさることながら、指導者の正しい導き、ライバルとなる同世代との競い合いから生まれるお互いの明確な目標の共有などは、プロのアスリートを目指すためには確実に必要になってきます。

個人競技であれ、団体競技であれ、幼少期からの充実した経験がすべてではないが、あまり変な癖がついていない早期からの競技へのアプローチは必要になってくることは間違いありません。

 

2、日本はプロの受け皿が少ない


 

しかしながら、プロとして活躍出来る間口は依然として小さく、プロを引退してからのセカンドキャリアの間口も同じぐらいかそれ以上に難しい。

例えば、日本で一番収入が多い団体競技として『野球』が上げられますが、活躍する時期が短く、ケガや成績不振による早期の引退ということになれば、すぐさまトライアウトでのプロテストもしくはサラリーマン・自営業といった道を歩まなければなりません。

実力を認められればプロとして活躍できる確率はグンとあがるが、その場ときどきで実力が発揮できない・怪我の影響で競技能力が下がって戻せないとなると、プロとしての契約はほぼ絶望的になります。

プロ野球選手としての光を当てられ年俸が階段式に上がる選手もいれば、その陰では多くの選手が毎年の査定でふるいにかけられ、残念ながら多くの野球選手が戦力外の通告を受けることになります(その中でもある一定の成績を残したにも関わらず)。

球団職員、コーチ、監督、解説としての枠は、はっきり申しますとプロとしての功績と人脈、さらにはあまり真実味がありませんが運も必要となります(運も実力がないと引き寄せられませんが)。

※独立リーグ、実業団といった道があるといえばあるが、これはこれで非常に難しい(直接のオファーや待遇面や組織としての不安定な状況など)。

 

3、日本では世界的に人気スポーツが完全プロ化していない


 

まず日本での人気スポーツは、野球とサッカーの2本柱となっておりますが、サッカーに関しては野球と比較して歴史が浅く完全プロ化は、1993年(1992年だったと記憶するが)からですから、競技人口が多いにも関わらずまだまだ発展途上であると言わざるえない状況です。

その他、ラグビー、バレーボール、バスケットボール、ハンドボールなども古くから実業団のリーグがあるにも関わらず、今だ完全プロ化という構想が実現していないのが日本のスポーツ界の現状です(個人として企業とのプロ契約やプロで運営されている企業も少なからず出てきてはいるものの)。

この状況は世界的に見ても珍しく、上記で例をあげたスポーツは選手として活躍またはスタメン入りを果たしていることが出来れば、生活に困ることがない収入は約束されます(プロ契約ですから安定収入は約束されませんが)。

今、某チャンネルで放送されている『バレーボール』に関しては、ヨーロッパでの人気もありますが、ブラジルではサッカーと人気を二分するほどに国民的スポーツとなっており、男子女子ともに世界ランキング上位でなおかつ過去にオリンピックでのメダル獲得の経験もあります。

※個人的な意見ですが、サッカーが強い国はバレーなどの球技スポーツの世界ランキング上位の場合が多い。

 

4、日本のスポーツの今後


 

日本では、若年層からクラブ活動は盛んに行われており、さらに学校での部活動や色々活躍出来る場はあるが、その後ある程度の実力に達している選手が競技に専念して社会生活を送れる場であったり、これからの良き人財が育つ環境が乏しいのは、今後世界的に見てどんどん出遅れてしまう要因になることは間違いありません。

これからどうしていけばよいかは、個々の問題があるので確実なことは分かりませんが、

 

・競技に関わる選手の意識改革(ただ運動が出来ればいいということでは通用しない)

・運営する側の企業の体質とスポンサーの柔軟な関係性(完全プロ化への高い障壁)

・各スポーツ協会の革新的な選手の育成方法の確立(個々の選手生命を出来るだけ長く保つように安心安全にパフォーマンス向上などにつなげるサポート体制を築く)

・競技の普及に関して、各自治体・各学校などでの元選手または現役選手からの講演活動(スポンサーや企業との連携などかなり難しい問題ではあるが)

・セカンドキャリアのルート確保(支援企業や支援体制などは存在するがまだまだ脆弱)

 

という5つのポイントのどれが先でも実現することは、日本の現状(変化を恐れる国民性という要因もある)では難しいとは思いますが、今後のスポーツ振興には必ず必要になってくるであろうと考えております。

幸いなことに、今年はリオオリンピックが開催されることが決まっています。

ですから、これを機に運動することの素晴らしさと感動を覚えていただき、単なる一過性の人気ではなく純粋に競技を応援する人の増加と競技人口の増加につながることのきっかけになれば、今後の日本のスポーツ界は明くなるのではないかと信じております(もちろん2020年の東京オリンピックも良いきっかけになると思います)。

 

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